原発とメディア

 3月17日に朝日新聞編集委員の上丸洋一氏の話を聞きに講演会に出かけた。テーマは「原発とメディア」。
べグライテンという団体が主催する公共哲学を学ぶ第9回目の講演会である。ベグライテンとは「ともにいる」「伴奏する」という意味のドイツ語で『苦しんでいる人のそばにいる』というホスピスの基本精神を大切にしながら生と死にかかわる問題を中心に語り合う会である。チラシに書かれていた「新聞ジャーナリズム2度目の敗北」の副題に惹かれて久しぶりに参加した。
 新聞が3.11が起きる前に原発についてどう報じてきたか?新聞の使命である市民の知る権利にきちんと答えてきたか? 原発事故の直後に福島の住民に知らせる前に、先に記者が逃げていた現実がある?
副題の論旨は原子力と満州国はよく似ている。外に求めた大いなる満州国と、内に求めた身の丈を超えた原子力。それに対するジャーナリズムの報道の在り方。新聞は批判した記事をどれだけ知らせてきたか?
散発的な報道は世論にはならない。むしろ原子力の安全神話に加担してきた報道であったのではないか。
 組織に属する難しさはわかるが、マスコミが持つ市民への影響力を考えると、ジャーナリズムの報道の在り方がマスコミの原点の事実に基づく市民の知る権利に答える報道になることを期待したい。
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